壮絶な出産を終えると待っているのは、寝不足の日々。
あっという間に1日1日が終わってしまい、産後で満身創痍のママは毎日クタクタです。
そんな中、旦那さんとのセックスはどうしてもおろそかになりがち。
気付けば産後1年2年夫婦生活がないという話もよく聞きます。
育児に追われそんな事まで考える余裕なんてない!と思うかもしれませんが、夫婦円満にセックスは欠かせません。
夫婦円満であれば家庭も円満になるのです。
では、今回は産後に気付けばセックスレスになってしまった時やセックスレスにならないために必要な事のお話をしたいと思います。
いつまでも夫婦が男女の関係でいる事は大切な事ですよ!
産後はセックスレスになりがち!?
どんな出産であれ、赤ちゃんを産むママは産後は満身創痍になります。
傷も癒えぬまま慣れない育児が始まり、セックスの事なんて頭の片隅にもない事もしばしば。
どこかでセックスを再開しなきゃと思いながらも疲れたママにはセックスレスになってしまう理由がいくつもあるのです。
会陰切開をしたところがまだ痛い
自然分娩をする場合には、会陰(えいん)切開をする事がほとんどです。
産後にきちんと縫合してあるとしても、傷は痛みます。
1か月検診を終えた頃には、傷も多少癒えてはいますがまだ痛む方も少なくありません。
産後にセックスを再開しようと思っても傷が痛んだり、治っていたとしてもまた痛みそうで怖いという方もいます。
するとどうしてもセックスの再開には逃げ腰になってしまいます。
毎日疲れていてそれどころではない
この理由が一番多いかもしれません。
産後の体に鞭を打って寝不足の毎日を送っていれば、ほんの少しの時間でも睡眠に当てたくなります。
子供を寝かしつめたまま一緒に寝落ちするなどしょっちゅうある事です。
実際にセックスする時間があれば寝たいという気持ちが大きくなり、セックスレスに繋がります。
旦那さんが遠慮している
赤ちゃんが産まれる前までの夫婦生活が旦那さんが誘ってきていて女性が受け身だった場合、旦那さんが誘って来ずにセックスレスになる事も。
旦那さんは毎日忙しそうなママを見て、遠慮しているかもしれません。
誘いたいけど疲れていそうだし、可哀相と相手を思いやる優しさからセックスの再開が長引いて、そのままセックスレスになるのです。
相手を想った優しい気持ちからですが、セックスを後回しにしてしまうと、どんどん再開するのが難しくなってしまいます。
赤ちゃんが気になってしまう
お互いセックスをしたいと思いながらもいつ起きるかわからない赤ちゃんがそばにいては集中できないと、なあなあになってしまうパターンです。
もちろん赤ちゃんは突然泣き出すこともありますし、まだ新生児期には3時間おきの授乳も必要になります。
セックスに集中したいけど出来ずにそのまま諦めてしまうと、セックスレスに繋がります。
母乳が出るのを見られたくない
母乳で育てている場合には、少しの刺激で女性の胸から母乳が出てしまいます。
セックスの過程では、胸への愛撫をするのがほとんど。なのでそれを避けたり、母乳を見られると気持ちが冷めてしまう事も。
母乳=赤ちゃんなのでセックスに集中出来ないのです。
さまざまな理由を紹介しましたが、どんな理由でも頷けるものだからこそ産後セックスレスになってしまう夫婦は多くいるのです。
セックスレスにならないために必要なこと
では、産後セックスレスにならないために必要な事を紹介します。
お互いを名前で呼び合う
赤ちゃんが産まれると、生活の中心は赤ちゃんになります。
これは、当然のこと。
赤ちゃんの前でお互いを「パパ」「ママ」で呼んでいると、2人の時にもお互いを「パパ」「ママ」と呼んでしまいがちです。
そうすると男女や夫婦ではなく、父親、母親になってしまい子供を通してでしかお互いを見なくなってしまいます。
そうなると、そのままそれがセックスレスに繋がってしまうのです。
夫婦の時間はほんの少しになってしまうかもしれませんが、2人の時には男女という事を意識して付き合っていた頃のように
名前で呼び合うようにしましょうね。
スキンシップを忘れない
セックスは最大のスキンシップ。
毎日の小さなスキンシップが日々のセックスに繋がります。
1日中くっついてイチャイチャしろとまでは言いませんが、行ってらっしゃいのキスやたまには寝る前にハグをしたり、毎日少しずつスキンシップを取るようにしましょうね。
そうすると、毎日のスキンシップから産後の初のセックスに繋がるはずです。
また、1日中赤ちゃんを抱いているママも、時には誰かに抱きしめられることで安心感を得ることが出来ます。
セックスレスになってしまったらどうすればいい!?
でも、もうでにセックスレスだし… という夫婦も多いでしょう。
打開しようにも方法がわからず、気付けば2年3年と経っていることもあるかもしれません。
そんな夫婦のセックスレス打開策を紹介します。
ストレートに誘ってみる
これが出来るのであればセックスレスになんてなってない!という意見もあるかもしれませんが、セックスレス打開にはこれが一番です。
いつもよりちょっぴり可愛いパジャマを着て旦那さんを誘ってみましょう。
旦那さんも待ってましたといわんばかりに抱きついてくることも。
旦那さんの布団に潜り込む
赤ちゃんがいれば、寝る時にはママと赤ちゃんはいつもセットだと思います。
しかし、赤ちゃんが寝たのを確認した後に、こっそり旦那さんの布団に潜り込んでみましょう。
「赤ちゃんが今日はぐっすり寝たから今日は一緒に寝よう?」と可愛く言えば旦那さんは一気にその気になります。
毎日大変そうなママから、可愛い俺の嫁に早変わり。
日々のセックスを定期的に楽しむ事の出来る夫婦になれるでしょう。
一度夫婦で話し合う
夜にいきなり誘ってしまうと、旦那さんも戸惑ってしまうかもしれません。
そんな旦那さんの場合は、2人で話をする機会を見つけて夫婦生活について持ちかけてみましょう。
ゆっくり話をする事で意外な理由が見えてくることもあります。
授乳する時に恥じらいもなく胸を出していると、旦那さんはどうしても「ママ」というイメージが払拭されにくくなります。
大変かもしれませんが、育児をする中にも「女」と言う事を忘れずにいる事も大切なのかもしれませんね。
セックスは夫婦の大切なコミュニケーションの一つ
赤ちゃんが産まれ、家族が増えるという事はとても幸せなこと。
夫婦2人で守るものが出来れば夫婦の絆も深まります。
しかし、夫婦2人の間にはいつまでも恋人同士のような愛情があった方が、お互いを大切に思う事が出来ます。
もちろん、中にはセックスレスでも夫婦円満でいる人たちもいます。
セックスがなければいけないというわけではないのです。
ただお互いを直接肌で感じるという行為は、相手を大切に思っているからこその行為だと思います。
いつもは素直になれない人でもセックス中には「好き」と言えたり、甘える事が出来る事も。
一緒にいる時間が長くなればなるほど人間、素直になれないものです。
定期的なセックスは日常生活に刺激とときめきを与えてくれます。
家族になったとしても男女の関係でいる事で愛情はなくならないもの。
忙しく大変な日々を送っているかもしれませんが、セックス=疲れるものではなく、セックス=癒しと思えるような愛の溢れるセックスを楽しんで下さいね。